機器診断とは?
機器診断は、外観診断によって機器診断が必要とされた街路樹に対して⾏う診断であり、樹木診断機器により、腐朽状態や腐朽量を測定し、診断箇所の腐朽や空洞の程度を数値的に把握する診断になります。
機器診断には腐朽診断と根株診断があり、腐朽診断は根元や幹、大枝の腐朽・空洞の状態や量を、根株診断は地中部の根株に生じている腐朽・空洞の状態や量を測定する診断です。
東京都の街路樹診断における機器診断は、作業効率やこれまでの測定実績を踏まえ、貫⼊抵抗測定器(レジストグラフPD)によるものを基本としています。

貫⼊抵抗測定器はどのようなもの?
貫⼊抵抗測定器は、軸径1.5mm、先端幅3.0mm の細い⿏⻭キリを診断箇所に回転貫⼊させ、貫⼊時の抵抗値の変化をグラフ化することで、樹木内部の状態を調べる精密診断機器です。


診断の仕組み
診断の際は、健全材の薄い部分が測定できるように、おおむね⼗字方向の4 箇所からキリを回転貫⼊させ抵抗を測定します。

キリの貫⼊にかかる抵抗は、はデジタル表示画面上へ波形グラフとして記録されます。波形グラフの横軸には計測深さ位置が、縦軸には貫⼊抵抗値が示されます。
波形グラフから腐朽空洞部の範囲を読み取り、キリの各貫⼊方向の健全材の厚みの⽐率(t/R 率)と、断面積に換算した腐朽空洞率を算出します。波形が高い場合は、抵抗があり、材質は健全と判断し、波形が低い場合や現れない場合は、抵抗が少なく腐朽あるいは空洞化していると判断します。

計測は水平でも斜めでも測定可能であり、腐朽診断では水平に貫⼊し、根株診断では斜めに貫⼊します。
腐朽診断カルテ・根株診断カルテ
機器診断終了後に以下のフォーマットの腐朽診断カルテまたは根株診断カルテを記載し提出いたします。


令和3年度 街路樹診断等マニュアル 引用
